料理家 吉田 玲奈
焼き肉グリルを使って焼いた、焼き目の美しいお肉やお野菜を、爽やかな初夏の新芽のソースで。今回は山椒の花と若葉を用いたソースを作ります。ご家庭だけでなく、外でバーベキューのように愉しむのも良いですね。
◎鶏手羽先のマリネと野菜のグリル
<材料>
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- •鶏手羽先 6本
- •レモンの塩漬けコンフィ 20g程度
- •オリーブオイル 適量
- •お好みの季節野菜(新ジャガや新玉ねぎ、ニンジンなど)
<作り方>
- ①鶏手羽先にフォークなどを刺して所々に穴をあけ、包丁で叩いてペースト状にしたレモンの塩漬けコンフィをまぶし、バットに広げ、全体に軽くオリーブオイルをかけ、ラップをして冷蔵庫でマリネしておく。食べる前日にしておくと良い。
- ②野菜をゴロゴロと大きめにカットする。ジャガイモやニンジンなど火の通りにくいものは、下茹でしておく。
- ③焼き肉グリルをしっかり熱したのち、鶏手羽先のマリネと野菜をじっくりこんがりと焼き、お皿に盛り付ける。
◎初夏の新芽のソース(山椒の花と新芽)
<材料>
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- •山椒の花と新芽 25g
- •レモンの塩漬けコンフィ 20g
- •オリーブオイル 20g~
<作り方>
- ①山椒の花と新芽を包丁で細かく刻み、すり鉢へ。
- ②レモンの塩漬けコンフィを包丁で叩いてペースト状にし、すり鉢へ。
- ③オリーブオイルを少しづつ垂らしながら、好みの状態になるまですりこぎですり混ぜ、適当な大きさの器へ移す。
レモンの塩漬けコンフィは、スライスしたレモンを塩に漬け込み、味が馴染むまでしばらく置いたものです。即席で作る場合には、レモンの皮のすりおろし+レモン果汁+塩で。 山椒が手に入りにくい場合は、パクチーやパセリ、バジルなどの香草でソースを作ってみてはいかがでしょうか。色々と取り合わせるのもおすすめです。食材が手に入る時期にたくさん作っておくと便利です。瓶などの容器に入れ、表面をオリーブオイルで覆い、冷蔵庫で保存します。パスタに和えたり、焼き魚や冷奴などにも使えます。