岩鋳

南部鉄器の製造工程

急須・キッチンウェアの製造工程

飯岡の工場

南部鉄器のある暮らしを多くの人へ。
ふだん使いの急須やキッチンウェアをつくる
一貫製造ライン。
伝統の風合いを生かしつつ、蓄熱性に優れ、食材を包み込むように加熱するキッチンウェアシリーズ。暮らしの変化に合わせ、南部鉄器においてもデザインや用途の多様化が進んでいます。昭和49年に竣工した飯岡工場は、増大する鉄器の需要に合わせて全自動造形ラインを導入し、業界随一の生産能力を誇ります。工程を効率化しながらも徹底した生産管理により、高品質の製品をお届けしています。

鋳型作り

鋳型作り

製品と同じ形状の金型に砂を突き固めて形状や模様を写し取り、鋳型の中に製品と同じ空洞を作ります。

注湯

注湯

溶解炉で約1,500℃に溶かされた鉄を湯(ゆ)といい、鋳型内にできた空洞部分が一杯になるまで湯を注ぎ込みます。

 

型こわし・型だし

型こわし・型だし

鋳型内の鉄が凝固し固まったころあいを見て、鋳型を壊します。取り出された直後の製品には、まだ一部に鋳型の砂が残っています。

研磨

研磨

鋳型から取り出されて製品には、鋳(い)バリが付いているためグラインダーで研磨し除去して、表面をなめらかに仕上げます。

 

ホロー塗り

ホロー塗り

急須の内面には防錆処理としてガラスと同じ性質のホーローを塗布し、高温で焼成します。

着色

着色

鋳肌際だつ重厚な伝統色から、海外評価の高いカラフルなカラーバリエーションなど、職人自らの手で一つひとつ着色します。

 

検査・梱包

検査・梱包

表面に塗装が施された製品は、最終検査で合格したものが箱詰めされます。

完成

完成

完成した製品は、お客さまの元へと運ばれていきます。

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