2022年6月1日
株式会社岩鋳
代表取締役社長 岩清水弥生
私ども岩鋳は今年、120周年を迎えます。
明治の時代に、私の曾祖父にあたります岩清水末吉がこの盛岡の地で興した小さな南部鉄器の工房が、百年余の時を経て現在の岩鋳となりました。
明治から令和へと、決して穏やかではない時代を乗り越えながら、初代末吉に続きそのふたりの息子彌吉と多喜二が、父の残した業を一企業のそれにまで押し上げ、さらに長男彌吉の息子であり私の父であります岩清水晃が、岩鋳を小さいながらも世界へ通じる会社へと成長させました。
こうして盛岡の地に根づいた伝統的工芸品である南部鉄器の製造に携わり、その伝統を守る一翼を担い続けることができておりますのは、ひとえに皆様が長年にわたり私たちの理念に心を寄せてくださっているお陰でございます。
これまでこの業界を牽引し、私たちにバトンをつないでくれた先代たちの意志を受け継ぎ、南部鉄器業界、そして全国にその足跡をとどめる伝統的工芸品の発展と普及に努め、ご愛顧いただいております皆さま方により良い製品をお届けし続けることを第一の目標とし邁進していく所存でございます。
皆様におかれましては、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。